馬のくらしについて
2020.08.20

馬のくらしについて

馬のからだに引き続いて、馬のくらしについて御紹介します。
ヒトとはやはり、いろいろな面でスケールが違いますね。

1 <食事>
馬は、御存じのとおり草食動物ですが、甘いものも大好き。日本ではすぐニンジンを思い浮かべますが、リンゴや角砂糖なども喜ぶと言われています。
サラブレッドは青草や干し草(粗飼料)に加え、栄養価が高く、消化しやすい麦類や豆類など(濃厚飼料)が与えられます。その他にもニンジンやリンゴなどが与えられることもあり、食事量は1日に12~15kg程度、飲む水の量は20~40ℓにもなります。
また、放牧されている馬は、丈が低くやわらかい草を好んで食べます。
食事の時には、まず上唇でより分けた草などを前歯で噛みちぎり、舌を使って奥歯に押し込んだ後、臼歯で挽くように擦り合わせ、細かくしてから飲み込みます。

2 <睡眠>
草食動物は一般的に睡眠時間が短く、馬の場合はおおむね4時間程度です。これは外敵に襲われないために、絶えず警戒していた野生のころの習性が残っているものといわれています。
睡眠の姿勢は、3本足で立って眠る場合や腹ばいで眠る場合があるほか、疲れている時や子馬は横たわって寝ることがあります。

3 <馬の力>
馬は昔から人や荷物の運搬で大きな役割を担ってきましたが、現在、馬の力強さを間近で見ることができる機会といえば、北海道帯広市で行われている「ばんえい競馬」や、遠野市で行われている「馬力大会」などがあります。
これらの輓馬(ばんば・ひきうま)競走では、馬は1,000kg近くの重りを乗せたそりを引きながら、力強くコースを疾走する様子を見ることができます。
ちなみに、力の単位と知られる「馬力」は、「1秒間に75kgのものを1m揚げる仕事の量」を1馬力としていますが、「馬の能力の最大出力=1馬力」ではないことに注意が必要です。

4 <寿命>
馬の平均寿命はおおむね20~30年といわれています。
サラブレットで最も長生きしたとされる競走馬は40歳のシャルロット号(日本、現役時代は「アローハマキヨ号」)、品種にこだわらず見ると62歳のオールドビリー号(イギリスの輓馬)が最も長生きした馬と言われています。