馬の血統登録等について
2020.07.17
飼われている馬は、その血統を明確にして馬の改良増殖を図ることを目的に、1頭ごとに馬の特徴が審査され、それぞれの登録書が作成されます。
7月上旬、滝沢市の相の沢牧野で放牧されている農用馬の登録作業(登録審査)の現場にお邪魔しました。
登録審査は、主に次の2種類があります。
① 血統登録:春先に生まれた子馬の特徴を踏まえ馬の情報を登録する、いわゆる馬の戸籍登録です。
② 繁殖登録:繁殖用の親馬になるための情報を登録します。種付け等の繁殖事業を行うには、この登録が必要です。
登録審査は、審査員が馬のいるところに出向き、飼い主さんとそれぞれの馬の特徴を目視で確認しながらデータとして取りまとめていきます。
1頭当たりの作業時間は5分程度。20頭ほどの登録審査は2時間近くかけ終了しました。
放牧されている馬は、飼い主さんの姿を見つけると、遠くからでもすぐにやってきて、スキンシップをとろうとします。
馬たちは飼い主さんのそばで自分が審査登録を受けたり、我が子の審査登録を見守ったりしています。
そして、審査登録が終わると、思い思いに草を食んだり、親子でリラックスしたりと、広い牧野でののんびりとした生活に戻って行きました。