軽米重種馬市場・春市場」が開催されました
:軽米町
2025.05.08

4月12日(土)、軽米町で「軽米重種馬市場・春市場」が開催されました。
馬の種類の中で“重種馬”と呼ばれる馬は、競走馬や乗用馬のようなスピードはありませんが、穏やかな性格で力があり、重い馬車やソリを引いたり、昔は畑を耕す農耕馬として活躍していました。
この市場は、昭和23年から始まり、毎年春と秋に開催され、今回で78回目を迎えます。
市場には、岩手県を中心に東北各地から数十頭の馬が上場され、一般の方も市場の様子を観覧することができ、多い時には200人を超える来場者で賑わいをみせるなど、軽米町の風物詩としても知られています。
市場では、購買希望者が希望価格に手をあげる “手競り”の方式で行われ、購買者からの掛け声で活気に包まれました。
【参考】
久慈・九戸地域は昔から馬との関わりが深く、久慈馬検場の馬魂碑・碑文には、「昭和初期、久慈・九戸地方には1万頭を超える南部駒が飼育されており、農耕・軍用・運搬・交通など生活の一部として重要な役割を果たし、産業の振興や文化の発展に大きく貢献した。」(抜粋)とあります。