「室根神社特別大祭」6年ぶりの通常開催! :一関市
2024.12.13

「室根神社特別大祭」6年ぶりの通常開催!

室根神社特別大祭は、岩手県一関市室根町を中心とした地域に1300年以上前から伝わる祭りで、古くから奥州の三大荒祭として知られ、昭和56年(1981)に岩手県無形民俗文化財、昭和60年(1985)には国重要無形民俗文化財に指定されました。

同祭は、コロナ禍のため前年は神事のみが行われましたが、今年は10月25日(金)から27日(日)まで3日間開催され、最終日には「室根神社祭のマツリバ行事」が行われるなど6年ぶりの通常開催となり熱気に包まれました。

〜一関市HPより(抜粋)〜
室根神社の特別大祭は、養老2年(718)に紀州の熊野から熊野大社の御神霊を勧請して以来、連綿として行われてきたものです。長い歴史をもち、古くから奥州の三大荒祭として有名です。
神社は本宮が伊弉冉命(イザナミノミコト)、新宮が速玉男命(ハヤタマオノミコト)・事解男命(コトサカノオノミコト)を祭神としています。
養老2年(718)、多賀城で蝦夷征伐にあたっていた大野東人(おおのあずまひと)が朝廷に請い、紀伊国の熊野神を勧請したのが始まりと伝えられています。海を渡った神が、唐桑半島の細浦(現宮城県気仙沼市鮪立)に着き、当時鬼首山といわれていた室根山に鎮座の神意を表されたので、大野らは矢越の民とともに白馬を仕立てて迎えのために行列を作って向かいました。途中で一行は翁に粥をふるまわれ、折壁で仮宮を立てて迎えました。
この様子を再現するのが特別大祭のマツリバ行事といいます。勧請の年の故事にもとづき、旧暦閏年の次の年に大祭を継承してきました。

一関市HPはこちら ⇒ 一関市 – 室根神社特別大祭について