チャグチャグ馬コは、日本のみならず海外からも観光客が訪れる滝沢市の初夏を彩る伝統行事です。
その起源は、農用馬に感謝し、日ごろの労をねぎらうため、馬の守り神である「蒼前様」にお参りをしたことが始まりとされ、200年以上の歴史があります。
現在のように6月の第2土曜日の開催になったのは平成13年からですが、もともとは旧暦の5月5日に開催され、その後、昭和33年に新暦の6月15日に変更となり、その当時は30頭前後の参加だったと言われています。その後、出馬頭数が増えていき、平成2年、3年には過去最高の102頭を記録しましたが、そこから減少の一途をたどり、令和6年は装束馬が60頭まで減っています。
時代の流れとともに、馬が農林業の場で活躍することがなくなり、飼養する方、飼養できる方が減ったことが一番の要因ですが、このまま飼養馬が減っていくことはチャグチャグ馬コ存続の危機となることから、これまで滝沢市ではチャグチャグ馬コ保存会と協力して馬の繁殖に取り組み、産まれた仔馬をチャグチャグ馬コ同好会会員へ無償譲渡して頭数の維持を図ってきました。
しかし、馬を飼養してチャグチャグ馬コを続けていくためには、お金と人も必要であるため、滝沢市では、令和5年、6年にふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施し、全国から総額500万円にのぼる多くの支援をいただきました。いただいた寄附金は、市有馬の「滝姫」とその子の「鈴音」の飼養費用の一部となる他、馬の頭数確保以外にも、飼養者や引き手の人材育成と確保、馬の装束や人の衣装の確保も必要であることから、チャグチャグ馬コ同好会滝沢支部会員のために使わせていただきます。
また、滝沢市内の事業者からもチャグチャグ馬コ同好会滝沢支部へ寄附をいただくなど、多くの方々にチャグチャグ馬コをご支援いただき感謝申し上げます。
これからもチャグチャグ馬コを多くの方に観ていただけるよう、チャグチャグ馬コ同好会と協力しながら、各種イベントに出馬するなどして盛り上げていきますので、今後ともご支援よろしくお願いします。
チャグチャグ馬コ公式サイトはコチラ↓
チャグチャグ馬コ保存会公式ホームページ (chaguuma.com)