盛岡八幡宮で「南部流鏑馬」が披露されました :盛岡市
2022.10.05

盛岡八幡宮で「南部流鏑馬」が披露されました

9月16日(金)に、盛岡八幡宮で「南部流鏑馬(なんぶやぶさめ)」が、3年ぶりに披露されました。

南部流鏑馬は、約800年前、天下泰平、国家安穏、南部保全、子孫繁栄を祈って奉納されたのが起源で、盛岡八幡宮では、南部家がこの盛岡の地に居城を移し、領内の鎮護の神として丁重に斎き(いつき)祀るべく御社殿を造営して初めての御祭礼が行われた延宝9年(1681年)から始まりました。

会場の八幡宮境内には、全長約450mの馬場に約50m間隔で3つの的が設けられ、流鏑馬の本義に先立ち、清浄なる神域において神事を行うためのお祓い「馬場清めの儀」により、馬場と、一の的、二の的、三の的が入念に祓い清められました。

その後、流鏑馬の本義では、射手奉行が馬を走らせ、的を目掛けて矢を放ち、それを追うように、介添奉行が扇を広げて馬場を威勢よく駆け抜けながら、「よう射いたりや」と射手奉行を褒め称えました。

観客は、次々と的を的中させる射手奉行と、舞うように馬場を駆け抜ける介添え奉行に大きな声援を送っていました。