義経ゆかりの名馬:小黒号
2022.01.31

義経ゆかりの名馬:小黒号

遠野市には、伝説となっている源義経の愛馬だった「小黒(おぐろ)号」の慰霊碑があります。
今回は、この小黒号について御紹介します。

その昔、義経は鎌倉で実権をにぎった兄の源頼朝に追われて、平泉の藤原氏のもとに身を隠しました。そのとき、藤原氏から遠野の小黒沢で生まれ育った小黒号を与えられました。義経は、小黒号を愛馬にして各地を巡りましたが、のちに老いた小黒号を生家に帰したといいます。
小黒号が亡くなると、地域の人たちは小さな慰霊碑を建てたと伝えられています。

ところが、歳月が経ってその碑の所在がわからなくなってしまったため、馬産を生活の支えとしてきた地域の人たちによって、大正初期に、「小黒号の碑」として、伊豆権現の境内に再建立されました。

■義経愛馬の碑(伊豆権現境内)
住所:遠野市小友町47地割