「宮古街道・ウマとウシ」~宮古市北上山地民俗資料館~ :宮古市
2021.12.24

「宮古街道・ウマとウシ」~宮古市北上山地民俗資料館~

宮古街道は、城下盛岡と沿岸宮古を結ぶ街道で、山越えや谷沿いの難所も多くありました。当時の物資輸送の手段は牛馬が主流で、街道沿いの集落には「馬草(まぐさ)宿」などがあり、馬方を泊め、荷を降ろし、飼い葉を与え休ませ、繁盛していたそうです。

宮古市北上山地民俗資料館では、宮古市川井地域で暮らす人々を支えてきた様々な民俗資料およそ7,500点を収蔵し、3,500点を展示しています。

第2展示室の、「宮古街道・ウマとウシ」のコーナーでは、この街道の歴史が分かる資料や畜産用具が100点ほど展示されています。また、コーナーの一角には、南部曲家が再現されており、その内部には生活用具や信仰の道具が収蔵展示されています。

資料館ではこのほかにも、映像展示室において、厩の敷き草や冬場の餌となる「ひくさ」を刈る様子を大型スクリーンで視聴することができ、当時の様子を垣間見ることができます。
(訪問日:2021年12月15日)

※資料館では、随時、ミニ企画展等を行っており、現在は「地域の夢を運んだ山田線」を開催中(令和4年1月10日まで)とのことです。興味のある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■宮古市北上山地民俗資料館
住所:岩手県宮古市川井2-187-1
電話:0193-76-2167
休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始など
入館料:
一般 200円(100円)
学生 150円(80円)
( )内は10名以上の団体料金
※高校生以下無料
※詳細は、宮古市北上山地民俗資料館のHPを御確認ください。
(HP)http://kitakamisanchi.city.miyako.iwate.jp/