馬とふれあい心も体も豊かに 三陸駒舎を訪ねて:釜石市
2020.10.16

馬とふれあい心も体も豊かに 三陸駒舎を訪ねて

三陸駒舎は、発達に遅れや障がいがあったり、不登校気味だったり、様々な困難を抱える子ども達に、馬とのふれあいを通じて心身のケアを行うホースセラピーを行っている施設で、2015年(平成27年)に設立されました。
馬を飼うことができる昔ながらの古民家を活用することで、地域の馬事文化を次世代に継承して、馬との暮らしの場を再生する試みも行われており、現在は馬2頭、ポニー1頭が暮らしています。
本年5月には、民間企業が主催する「パーソルワークスタイルアワード2020」のふるさと貢献部門を受賞されています。

今回は代表の黍原氏にお話を伺いました。

「施設では、『馬と一緒に生活すること』を基本として、馬の世話や、掃除、餌やりなど、直接馬とふれあうことで子ども達の発達を支援しています。
セラピーのニーズは年々高まってきており、毎月延べ200人前後、年間で延べ2,000人以上が施設を利用しています。釜石市や大槌町のほか、週末には宮古市や大船渡市など沿岸各地から利用者が施設を訪れます。セラピーには、『からだ、こころ、脳・感覚』の3つの効果があります。かつて岩手で当たり前に見られた馬との暮らしの中に子ども達が元気になる要素が詰まっています。」

課題を伺ったところ、
① 利用者は増えているものの、ホースセラピーを提供できる人材が不足していること
② ホースセラピーに対する社会の認知度がまだ低いことを挙げられました。

また、今後の展望を「ホースセラピーの普及を進めながら、将来的には馬糞を利用して堆肥を作り、畑を馬と一緒に耕したりすることにも取り組んでいきたい。」と語ってくださいました。

三陸駒舎は、これからも馬とのふれあいを通じて、子ども達が心豊かに過ごせる場所を提供していくとともに、地域の馬事文化の継承にも大きな役割を果たしていくことでしょう。

(取材日:2020年9月16日(水))

【一般社団法人 三陸駒舎】
住所■岩手県釜石市橋野町9-44-7
問合せフォーム■https://kamakoma.org/contact/
ホームページ■https://kamakoma.org/
※ 施設の見学希望など、ホースセラピーに関心のある方は、事前に三陸駒舎に御連絡をお願いします。