5世紀後半 東北最古の馬骨出土の遺跡
2021.07.22
現在、東北地方で確認されているウマの最古段階の資料は、5世紀後半~末ころの奥州市水沢区中半入(なかはんにゅう)遺跡出土の3体分の馬骨と歯牙とされています。
年齢は3~4歳の若~成獣のもので、大きさは、ミサキウマ(御崎馬)程度の小型クラス(体高100~120cmのポニー)であることが明らかになっています。
大和朝廷に古代馬が導入されて、半世紀もたたないうちに遠く東北地方に持ち込まれていたことに驚かされます。これは全国的に見ても古い資料であるとともに、蝦夷(昔の東北地方を指す)の馬飼いの最古の資料ともいえます。
(NPO奥州おもしろ学 馬っこ問答より)
参考文献:NPO奥州おもしろ学 馬っこ問答より
関連リンク:岩手県文化振興事業団: http://www.echna.ne.jp/~imaibun/