「一般社団法人 三陸駒舎」を紹介します
:釜石市
2024.11.06
一般社団法人 三陸駒舎は、2016年から、釜石市橋野町にある築約100年を超える古民家を拠点に活動しています。
共同設立者・理事の黍原豊さんは、葛巻町で子どもたちの環境教育の取組を行っていましたが、東日本大震災津波をきっかけに釜石に移住し、馬を活用した活動を開始しました。
三陸駒舎には、現在3頭の馬がいて、馬に乗るだけでなく、馬の世話や、自然環境を通した活動を子どもたちに提供しています。
ホースセラピーを目的に活動する黍原さんは、ホースセラピーには「馬に乗ることで身体の機能面の向上」「心の面で、自分が役立っていると感じる自己有用感」「感覚による脳への好影響」があると話します。
利用者は、未就学の子どもから小中高校生まで。釜石市、大槌町を中心に、週末には陸前高田、大船渡など広い範囲から、毎月のべ200人くらいが訪れています。
「利用者は、活動を通して命の大切さを感じていると思う。また、そのことで自分の命の大切さも感じ、生きることの大切さを育んでいると思う。」と黍原さん。
「馬は、人に障害があるないに関わらず接してくれる」と、馬の魅力も語ります。
今後の目標として、馬と一緒に子どもたちが変化していることを発信し、先々は馬と関わる仕事の場所も広げていきたいとのことです。
■ホームページ https://kamakoma.org